患者参加型医療安全を実践するための情報提供ツール(輸液ポンプ)について


インシデントの中には、医療者と患者が情報共有していれば発生を予防できた事例もみられます。したがって、患者への情報提供は再発防止策としても重要です。

  NPO法人ヘルスケア・リレーションズでは、厚生労働省のヒヤリ・ハット事例収集事業のインシデント事例などを検討した結果、情報共有が不十分であることによるリスクが高いと考えられる輸液ポンプの情報提供ツールを作成いたしました。

  輸液ポンプに関するインシデント事例の中には、アラームに驚いて家族が輸液ポンプの扉を開け、フリーフローを起こした事例などがありました。そこで、開扉やボタン操作の禁止などの禁忌事項とその危険性、血管外漏出時の自己申告など注意を要することや、患者の不安を軽減するために必要なことを伝えるようにいたしました。

 ●患者参加型医療安全を実践するための情報提供ツール(輸液ポンプ)

(平成18年5月19日・第一公表日登録第31481号)
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